リフォーム工事の中で多いのがトイレの入れ替え工事です。
さらに和式トイレから洋式トイレへと変更する場合、大掛かりな作業が必要になります。歳をとってきたので和式はしんどいから洋式へ変えたいという人も多くいると思いますが、工事期間トイレが使えないのは困る!という方に向けて、おおよその工事期間や費用・内容についてリフォーム職人の僕が解説したいと思います。
目次
和式トイレから洋式トイレへ変更する場合のリフォーム工程とは?
和式トイレから洋式トイレへ変更する場合の工期・日程はかかっても3〜4日程度です。
1日目 養生・解体・配管仕込み
2日目〜3日目 大工工事(床や壁を補修・
3日目〜4日目 内装(クロス工事)・トイレ取り付け
工程内容のおおよそ上記のようになります。
和式トイレはまず解体から
和式トイレは洋式トイレと形が全く違うので取り付け位置なども全く違います。
よってまずは和式トイレを解体するところから始まります。和式トイレはほとんどの場合全面タイル張りか、腰壁・床面がタイル張りになっています。
和式便器やその周りのタイルを壊して洋式トイレが取り付けできるように床面をフラットにしていきます。
解体が終わった後に配管仕込み・電気の仕込み
トイレを解体した後は水や、排水の仕込みです。
洋式トイレが取り付けできるように排水管の位置を設備屋さんが変更します。
また現在の洋式トイレはほとんどがウォシュレットになっているためコンセントが必要になります。よって和式トイレから洋式トイレに変更する際はどこからか電源を持っていかなければいけませんが、ほとんどの場合元々のトイレの照明から電源を持っていくことが多いです。
仕込みが終わったら大工仕事
和式トイレで最も多いのが腰より上は砂壁や土壁、腰はタイル壁というものです。
この場合和式から洋式に変更する際の仕上げは、腰壁のタイル面にパネル(キッチンパネルやサニタリーパネルといったパネル材)を貼って仕上げる方法
もしくは天井からタイル面までクロス仕上げにするためにクロス下地をする方法です。
どちらも好みなのでこっちの方が良いということはありませんが、腰壁をパネル材にすると掃除がしやすいといったところでしょうか。笑
値段もパネルは少々高めになります。
基本的に和式から洋式に変更する際の大工工事は床・天井・壁がセットになっている工事が多いです。
なぜかというと、一箇所が新しくなるとその他の古い部分が目立って見栄えが悪くなってしまうからです。
よって和式から洋式に変更する際はトイレ全体が綺麗になるように工事を勧めます。
- 天井が和風なら下地をしてクロスを貼れるようにする。
- 壁が砂壁なら木下地をしてベニヤ 板や石膏ボードを貼りクロスを貼れるようにする。
- 床のタイルを解体している場合は下地をしてCF(クッションフロア)を貼れるようにします。
クロス工事で仕上げ・トイレ取り付け
最後に仕上げでクロス工事でトイレ全体を綺麗にし、CF(クッションフロア)を貼ったあとに新しいトイレを取り付けるといった工程になります。
クロスとトイレの取り付けは同じ日にすることが多いです。
クロスはトイレの中だけであれば半日・トイレ取り付けも数時間で終わるからです。
和式トイレから洋式トイレの変更工事費用はどれくらい?
和式トイレから洋式トイレへの仕上げ(解体・床天井壁仕上げ・トイレ取り付け)で10万円以上かかります。
10万円〜20万円と思っておいていいでしょう。
ちなみにこれはトイレの商品代金を入れずにです。
この費用にトイレの商品代がかかってくるといったイメージです。
ウォシュレットなどもついてない安い洋式トイレならば最安で2万円くらいでありますが、高いものだと40万円くらいするものもあります。要はピンキリです。笑
工事費用についての相場だけ念頭において商品は予算からグレードを選べば良いと思います。
工事費用はよっぽど特殊なパネルをつけたりしない限り、和式トイレのような狭いスペースでは値段が跳ね上がるようなことはありません。
和式トイレから洋式トイレにするリフォーム工事まとめ
- 和式トイレから洋式トイレにするには解体が必須
- 工事費用の相場は大体どこも同じくらいになるはず
- 商品代金でかなり費用が変わる
- ケチって仕上がりを中途半端にすると絶対後悔するのでトイレ工事をするときはトイレの中の内装全部をきれいにしてもらうようにしましょう。