憧れの壁掛けテレビ、、、
- 付けたいけど付け方がわからない
- 下地がいるけど入れ方がわからない
- 業者に頼むのももったいない
こんな人のために自分でできる( DIY)壁掛けテレビ金物の下地の正しい入れ方・方法を紹介します。
壁掛けテレビの金物の下地は石膏ボードではダメ!
壁掛けテレビ下地入れずに石膏ボードにボードアンカーで留める人がたまにいるのですがこれは絶対やってはいけません。
その理由としてボードアンカーでは重さの軽いテレビでも落ちる可能性があるからです。
最初は十分保っていたとしても時間が経過するにつれて緩んでくることがあるのでやめましょう。
また、石膏ボードの奥の木下地(もくしたじ)にビスを効かせて金物を留める人もいます。
これは半分正しく半分間違いです。
軽いテレビを壁掛けにするのであれば、壁が石膏ボードでも壁の奥の木下地を探してビスを効かせれば十分保つことができます。
しかし、重たい50型以上のテレビとなるとそうはいきません。
重さで壁掛けテレビの金物が石膏ボードにめり込んで傾いてしまいます。こうなると壁も補修しないといけなくなるし、後が大変です。重たいテレビを壁掛けにする場合は必ず下地をしてあげましょう。
壁掛けテレビの金物の正しい下地の仕方とは?
壁掛けテレビ金物の正しい下地とは↓
ポイント
- 石膏ボードではなくコンパネを金物の後ろに入れるようにする
- コンパネはきちんと木下地にかかるように留める
- 壁掛けテレビ金物全体が収まる範囲のコンパネを入れる
まずコンパネを必ず入れるということです。
これに関しては石膏ボードをめくって下地と入れ替えなければいけません。
難しいように思うかもしれませんが意外と簡単です。
木造住宅・マンションでも中の間仕切りはたいてい303mm間隔・もしくは455mm間隔で下地が立ててあります(入っています)。
つまり、入れたい場所付近で木下地の位置を2本特定できれば簡単にできます。(2本を橋渡しするようにコンパネを入れれば重たいテレビでも保たせることができます)
木下地を探すには下地探しという道具がホームセンターに1000円程度で売っています。
その下地探しを壁に刺して下地を探していきます。
下地が見つかったらその付近を壁掛けテレビ金物より少し大きい程度のサイズで石膏ボードにカッターで切れ目をいれます。
(この時カッターを何回も入れるとスコンと手ごたえがなくなる瞬間があります。石膏ボードが裏まで切れ目が入ったということです)
完全に切れ目を入れたら、金づちなどで切れ目を入れた石膏ボードをコンコンとかなづちなどで壊す、もしくはめくります。
綺麗にめくったら(石膏ボードのカスやボードを留めていたビスやタッカー、釘、ボンドの残りがないようにする)コンパネをめくったボードと同じ形で加工し、木下地にビスで留めます。
クロスを張り替えず石膏ボードをめくりコンパネに入れ替える裏技
壁掛けテレビのためにわざわざクロスを張り替えたくない!という人のために裏技があります。
実際に壁掛けテレビの下地をする工事でもよくやります。
- クロスを壁掛けテレビ金物より大きめにクロスに3方(さんぽう)カッターを入れ、ゆっくりめくります(※この時上はカッターを入れず、のれんのようにペランとなるようにします)
- コンパネ下地を上記のやり方で入れた後、めくったクロスの裏にクロスの糊(のり)をまんべんなく塗ります。
- クロスを戻して上からハケやローラーなどでカッターを入れたところを押さえれば遠目からはほとんどわからないくらい元どおりになります。
糊が乾く前にすぐ金物を取り付けてしまうとクロスがずれたり、クロスの糊がはみ出たりするので、乾いてから壁掛けテレビ金物を取り付けるようにしましょう。
メリット
- クロスがほとんど元どおりになる
- 近くで見ればわかるが、テレビで隠れてみえないので全く気にならない
- 壁掛けをやめる時は結局ビスを打っているので何かしら対応が必要
デメリット
- 壁掛けをやめる時にクロスの張替えが必要
結局壁掛けテレビをつけるということは壁を傷つけるということなので、壁掛けをやめるときはなにかしら補修してあげなければいけません。
壁掛けに挑戦する人は思い切ってやってみてください!