DIYでオシャレな棚を作りたい!って思った時、ホームセンターに行って購入することが多いと思います。
しかし、ホームセンターに行くと値段の安いホワイトウッドや杉板、などのありきたりなものしかない場合が多いです。
塗装してもイマイチ普通な感じになってしまう。。。
そんな時に変わった材質の集成材を使って棚を作るだけで他とは違った雰囲気に仕上げることができます。今回はDIYに向いたおすすめな集成材を紹介します。
DIYで便利な集成材って?
まず集成材を知らない人のために簡単に集成材について説明します。
集成材とは?
木材の断面積を少なく加工したものを接着剤で再構築した材料のことを言います。
集成材は材料の反りなどの変形が少ないので、住宅の構造材や、家具に使用されたりします。
引用元:株式会社フォルムデザイン
引用元:iichi
集成材は住宅の構造材などで使用されることが多いですが、最近ではその精度から家具や造作材として住宅で使用されることも増えました。
棚で使える集成材の種類
集成材といってもたくさんの種類があります。
主にフリー板(ふりーばん)と言って売り出されており、既製サイズの板が何種類かあるのですが、フリー板は小さいサイズで購入するほど割高になっています。
棚で使用できる集成材フリー板の種類(厚み・材質)は?
厚み
15mm・18mm・20mm・25mm・30mm・36mm・40mm・45mm
材質(木材の種類)
メルクシパイン・ゴム・タモ・松・栂(つが・とが)・ナラ・ウォールナット・ヒノキ・杉
DIY初心者におすすめな集成材
柔らかく厚みのない集成材をおすすめします。
20mm程度までの厚みならば加工もしやすいです。また、メルクシパインや、ヒノキ・杉の集成材ならば材料も柔らかく加工性も良いので、初心者さんでも扱いやすいのでおすすめです。
ただし、材料が柔らかいので机や、テーブルなどの天板にはあまり向いていません。
おすすめ
15mm〜20mmのメルクシパイン・ヒノキ・杉
DIY中級者におすすめな集成材
中級者には少し厚みのある25mm〜30mmの柔らかい木、もしくは堅木(かたぎ)をおすすめします。
25mm〜30mmとなると加工するのにちょっとした知識もいります。また、堅い木を使うのか、柔らかい木を使うのかによって、作業も変わってきます。
厚みのあるタモの木や、ゴムの木の集成材を加工するとなると、加工する方向によっては丸ノコの刃が締め付けられてキックバックが起こる可能性もあるので気をつけなければいけません。
加工する難易度
薄い<厚い
柔らかい<堅い
おすすめ
25mm〜30mmの松・ゴム・タモ
DIY上級者におすすめな集成材
上級者におすすめは25mm以上の堅木で、加工しにくい(普段DIYでは使われにくい)材料です。
カウンター材に使用される30mm以上の厚みを持った堅木はとにかく扱いづらいので初心者・中級者には加工は難しいです。キックバックを起こす可能性もあるし、堅木でもウォールナットや、ナラの木は扱いにくく、ビスを打つと下穴をきちんとあけて、丁寧に打たないと割れてしまうほど繊細です。
切断する際も幅広の板を切る場合は丸ノコが切っている時に暴れてまっすぐきれなかったりします。
厚みがある堅木は注意しながら丁寧に加工しなければいけないのでそれだけ気を使わなければいけませんが、綺麗に仕上がればそこらへんにはないとても良い雰囲気を持ったものになります。よってDIY上級者におすすめです。
おすすめ
25mm以上の堅木(扱いにくいウォールナットやナラ)