- 壁紙が破れて汚い
- 壁紙の印象を変えたい
- タバコのヤニで汚い壁紙を変えたい
- リフォームするので壁紙も一緒に変えたい
壁紙を変えたいという理由は様々あると思いますが、いざリフォームしたいと考えていても貼り替えリフォームの相場がわからないので不安という方もいます。
業者によって値段が大幅に違うことはよくあることですが、クロス屋(壁紙職人)さんの単価は他の職人さんとは少し違います。
今回は壁紙貼り替えの単価(費用)相場について職人の僕が解説したいと思います。
目次
壁紙の貼り替え単価はいくら?
クロス屋さんは他の職人と違って何メートル貼るかで料金が変わります。
壁紙貼り替え1mいくらか?ということです。
クロス屋さんの単価(相場)
- 量産型クロス1m 450円〜1000円
- 1000番型クロス1000円〜
基本的にクロス屋さんはm単価で仕事をしています。ほとんどのクロス職人さんが請負で貼り替え工事をする場合、上記の値段設定で仕事をしています。
費用の中にはクロスのめくり・下地処理(パテ)・めくったクロスの処分費・材料代全て入っての単価の場合が多いです。ただし、壁一面だけ(トイレの背面壁850mm×2200mm)などの場合メーター単価ではなく一式工事で費用を取る場合がありますが、6畳一間やリビング・マンション一室などメーター数が多い場合はメーター単価です。
クロス(壁紙)はおよそ900mmずつ貼っていくので、一面の壁がワイド3600mmの場合4面分必要になります。ということは高さが2400mmなので2400mm×4=9600mm(9.6m)になります。
同様の計算で2700mmの壁は2700mm×900mmで3面分
2400mm×3=7.2m
よって9.6mが2面、7.2mが2面なので壁の総メーター数は33.6mになります。
これにクロス屋さんの単価650円をかけて650円×33.6m=21840円(税抜き)になります。
上記はおおよそ6畳間の壁のメーター数で計算しましたが、5万円以内であれば一式工事の単価になる場合もあります。
壁紙の種類:量産型と1000番について
量産型クロスとは
名前の通り量産されているクロス(壁紙)です。分譲でも使用されますが、賃貸やリフォームでも多く使用されるクロスです。
値段も安く、生地も厚いものが多いので下地が目立ちにくく貼りやすいのが特徴です。
下地が目立ちにくいので、クロス屋さんのパテも少なく済むので単価も下げてできます。(量産型のクロスの単価が1000番より安いのはクロスの値段が安いだけでなく、手間のも減らせるからです)
1000番クロスとは
アクセントクロスなどで使用されることも多く、簡単に言うとグレードの高いクロスです。
色の幅も広く、柄の種類も多いです。
さらに調湿するクロス、汚れのつきにくいクロス、黒板のように文字がかけるクロス、アニメ柄のクロスなどさまざまなクロスがあります。
下地が出やすい薄いクロスがあったり、900幅ごとに貼っていくので1枚の絵を描くようなクロスであれば柄を合わせる技術も必要になってくるので1000番クロスは量産型より単価が高いのです。
壁紙の貼り替え費用を抑える方法とは?
- 単価の安い業者を探す
- 下地処理を減らして手間を省く
- 量産型にする
- 1000番はアクセントで1面だけにする
- クロスは自分でめくって処分する
単価の安い業者を探す
なんといっても単価の安い業者を探すのが最も手っ取り早いです。
1m500円で貼ってくれるクロス屋さんと1m1000円で貼ってくれる業者さんでは100mで5万円も違います。
もちろん単価の差でクロス屋さんの仕上がりの差というのはあるかもしれませんし、下地処理も1000円で貼ってくれる業者さんはパテを3回打ってくれるところを500円の業者さんは1回だけということもあります。
そこは安さを取るか仕上がりを取るかというところになってきます。
下地処理を減らして手間を省く
下地処理によってクロスの仕上がりは変わります。パテを打つのが上手なクロス屋さんは仕上がりが綺麗です。
下地処理を減らすことは手間を省くことにはなるのですが、仕上がりを落とすことにもなります。しかし下地処理を多少省くことによって作業日数を減らすことができるので、単価を下げることもできます。
量産型クロスにする
1000番クロスではなくすべて量産型クロスにすることで壁紙リフォーム費用を減らすことができます。
1000番はアクセントクロスとして壁一面だけにする
1000番クロスを使いたいという希望はあると思いますが、こだわりすぎて全て1000番クロスにすると費用がかかりすぎます。アクセントで壁一面だけしようするなどすることで部屋全体の雰囲気をガラッと変えることもできるし、その方がかえってお洒落になることもあります。
何より1000番クロスのみを使用するより量産型と併用することで費用を減らすことができます。
壁紙は自分でめくって処分する
壁紙のめくり作業というのは意外と面倒くさいので、クロス屋さんは貼る作業だけだと嬉しいものです。
壁紙はめくりやすいもの・めくりにくいものがあるのでクロス屋さんもめくってみないとわからないところがあります。現場に行ってみていざめくってみると全然めくれなくてハズレ!なんてこともあります。
貼り替え工事を頼む前に『貼りだけの作業なので少し単価下げてもらえませんか?』と交渉にのってくれるクロス屋さんもいますので先に交渉してみましょう。
しかし、クロスのめくり作業は表面の紙だけめくって裏紙は残して綺麗に剥がさないといけません。裏紙までビリビリ破ってめくったり、クロスよりさらに下の石膏ボードの紙までめくると下地処理が増えてクロス屋さんがめくった方がよかった、、、ということにもなりかねませんので注意しましょう。