- リフォームを考えているけどDIYしたい
- 業者に頼むのはもったいない
- 自分の思うような仕上がりにしたい
リフォームをDIYしたいという考えにもいろいろあると思いますが、 DIYでも大丈夫なものとそうでないものがあります。
よって今回は実際にリフォーム業者である僕がDIYでするにはリスクが高いもの・やめた方が良いもの、DIYでも全然OKなものを解説しながらおすすめのDIYを紹介していきます。ぜひ参考にしてみてください。
おすすめなものだけ知りたい人は下まで飛ばしてください。
目次
DIYはやめた方が良いもの
- 設備系工事(給排水・ガス)
- 電気工事
設備系の給排水工事は資格が必要です。もちろんガスも同じくです。
最近ではyoutubeでそういった工事を配信している人がいるので知識をつけて挑戦する人がいますが、安易に持ち物件だからといって工事をするのはやめましょう。
上記の工事に絡むもの↓
キッチン入れ替え(給排水・電気・ガス)
トイレ入れ替え(給排水)
コンセント増設
分電盤周り
設備系のDIYで起きうる問題
漏水に気づかず家の下が水浸し
戸建てでの事例
戸建ての場合、少量の水漏れであれば音もせずほぼわかりません。床下や壁の中で1年くらい水が漏れ続け急に床が陥没してきたなんてことがありました。床をめくってみると床下はプールになっていて湿気でどうにもこうにもならない状態でした。
マンションの事例
こちらの場合も水漏れで階下漏水(下の階へ漏水)が起き、下の階の住人の復旧工事費用を請求されました。
自分のところだけならまだしも下の階の人がどんな状態で住んでいるかもわかりません。高いカーペットや絵画などがもし漏水でダメになってしまえばその代金まで保証しなくてはいけません。
安易に水回りを触ると大事件になる可能性があります。
そのために給水工事やガス工事の資格があるのです。絶対にプロに任せましょう。
安くできるからと自分でやるとあとで何倍にもなって返ってくる可能性があります。
電気系のDIYで起きうる問題
電気系のDIYは本当におすすめしません。配線というのは複雑で電気屋さんでもリフォームするときは工事をした電気屋さんの配線がどこに通っているのかチェックしながら工事をします。
繋いではいけないところに繋いだり、切ってはいけない線を切ったりする場合があります。
マンションや戸建てに通っている電気は100vか200vです。100vならばちくっと痛む程度と思っている人もいるかもしれませんが、最悪死に到ることもあります。200vならばなおその危険性があります。
そのために電気工事士の資格があります。DIYで電気をいじるのはやめましょう。
DIYでも全然OK!おすすめなもの(どこまでやっていい?)
DIYでおすすめなのは基本的に大工工事・左官工事・タイル工事もしくはクロスなどの内装工事です。
- フローリング貼り替え
- フロアタイル貼り
- クロス貼り替え
- CF(クッションフロア)貼り
- 間取り変更(設備・電気が絡まない場所)
- ジョリパッド 塗り
- 壁や床塗り・タイル貼り
- 塗装
上記の工事に共通することは解体を含まないことです。
つまり表面的に綺麗にする工事です。
間取り変更など解体などを含むDIYはどうしてもプロ的な知識がないと解体しすぎてあとで復旧が大変になったり、思ってもいないところに給水管があり壊してしまうことなどがあります。
電気に関しても壁や天井・床を通して配線しているので解体している時に切ってしまうことがあります。
表面的な工事であれば躯体(くたい)を触らないので、解体しすぎて家が傾くこともないですし、間違えたとしてもやり直しができます。
隣近所に迷惑をかけることもないので安心してDIYできます。
失敗してやり直して、失敗してやり直してDIYしているうちにスキルも上達します。また最近はyoutubeでもプロが教えているチャンネルが増えています。繰り返し見ながら作業していけば自然と『こうやったら綺麗』だとか、『こっちの方が効率よく早くできる』などわかってきます。
リフォームをDIYする最大のメリットとは?
リフォームをDIYでするのは危険なこと?お金が無駄にかかること?業者に頼むのが間違いない?
もちろんデメリットもありますが、DIYすることのメリットはあります。
作業中に色を変更したり、材料を変えてみたり、業者に頼むと逆に追加料金がかかったりすることも、DIYでやれば簡単に変更できます。
自分の思ったような雰囲気も業者にきちんと伝わらなくて問題になることももちろんありません。
失敗することもあるとは思いますが、めげずに作り上げることで達成感もありますし、次はこうしたいという欲も出てくると思います。
費用がかからないという面ではなく自由が効くということがDIYの最大のメリットです。
まずは簡単な作業から徐々にいろんな作業を試してみると良いでしょう!