丸ノコの刃って木工用だけでもいろいろありますよね。
正直ぱっと見でどれが切れるのか?どれが良いのか?なんてわからないですよね。
大工の僕でも実際に使用して試してみないと本当に良いのかなんてわかりません。
今回は大工の僕が『丸ノコの刃を選ぶポイント』と、
『職人が選んだ!』と題しまして、大工の僕が『実際に使用してきた丸ノコの刃で良かったもの』
また今まで出会ってきた職人さん(大工さん)から聞いた情報を元に職人評価の高いおすすめの丸ノコの刃を紹介したいと思います。
ぜひ参考にしてみてください。
目次
丸ノコの刃を選ぶポイントとは?
値段
刃の厚み
刃の枚数
切れ味
①値段
あたりまえじゃんと思うかもしれませんが、値段が高いから切れるものが多い、値段が安いから切れないものが多い。
確かにこれは当たっています。その通りです。
しかし、値段が高いから切れるわけでもないし、値段が安いから切れないわけでもないんです。
ちょっと面倒くさい言い方になってしまいましたが、言いたかったことは値段が高いのに切れない刃もあるし、値段が安くても切れる刃があるということです。
選ぶ際は値段が高いものばかりを選ばないようにしましょう。
②刃の厚み
刃の厚みは丸ノコの刃の回転・丸ノコの直進精度を安定させてくれる働きがあります。
同じサイズ・同じメーカー・同じ名前の刃でも一般木材用と造作用と分けられていることがありますが、それといって意味はありません。一般木材用・造作用とまとめられているものもあるので。。。
ただ注意しなければいけないのが刃の厚みがあると刃がブレにくいので安定するのですが、切断する際の丸ノコへの負荷はあがります。
合わせてゆっくりと切断していけば問題ないですが、初心者の方はまずは一般木材用(1.3mm~1.6mm)の厚みをおすすめします。
③刃の枚数
刃の枚数は125mmサイズと165mmサイズ、190mmサイズと枚数はもちろん違うのですが、同じサイズでも刃の枚数が違います。
165mmサイズの刃を例に挙げてみます。
例:165mmサイズの刃
165mmサイズの木工用の刃で一般的に多いのが52P・72Pの2種類です。
これは刃の数が52枚と72枚を表しています。
こういったように同じサイズでも刃の枚数が違うものがあり、枚数によって刃の切り口の綺麗さ(木材のバリが出るか出ないか)が変わります。
一般的に枚数の多い方が切り口が綺麗だと言われています。
ですが、値段の高い丸ノコの刃で枚数が少ないのに切れ味抜群で切り口が綺麗になるものもあります。
理由は単純に1枚1枚の刃の切れ味が良いということなので、一概に枚数が多いからといって切り口が綺麗になるとは言い切れません。
切れ味
最後に刃の切れ味ですが、これに関しては実際に使用してみないと正直わからないので、使用した人の口コミや評価を見て判断するしかありません。
刃の枚数について記載したように刃の枚数が少なくても一枚一枚の刃が切れれば切れ味は良くなります。
実際に使用してみて良かった・職人の評価が高いおすすめ丸ノコの刃4選☆
ここではおすすめの丸ノコの刃のメーカー・商品名を挙げていきます。
サイズに関しては同じ商品でも数種類のサイズ(125mmや165mmなど)を販売している場合が多いのでここでは省きます。
では紹介していきます。
とにかく切れる!値段関係なく良いおすすめな丸ノコの刃
- makita 鮫肌プレミアムホワイトチップソー
間違いなく今1番切れる刃と言ってもいいんではないかな?というくらい切れます。ほんとうに木を撫でて切っているような感覚です。値段は多少しますが、切れ味で言えばNO1ですね。
- HiKOKI ブラックⅡ
HiKOKI(旧HITACHI)のブラックⅡです。初めて使った時の感動が忘れられないくらい切れたのを覚えています。僕がその時使用したのは165mmの72Pでした。
値段もそこそこしますが、相応の切れ味があります。makitaの鮫肌と負けず劣らずの切れ味です。
刃の枚数の種類もいくつかあるので、好みの枚数を選ぶこともできます。
切れ味良し!値段も手頃な丸ノコの刃
- 黒豹
職人さんに評価が良かったのがこの黒豹です。切れ味も良く値段もお手頃なのでみんなお気に入りです。
僕の親方がこれを使っていたの僕も愛用しています。使用頻度が高くても切れ味の持ちが良いのがおすすめするポイントです。
なんといっても値段が安い!でもちゃんと切れる丸ノコの刃
- SK11 くろ
SK11のくろは有名かもしれませんね。何と言っても値段が安い。
職人さんでも使用している人はいます。しっかりと切れるのですが、使用頻度が高い僕ら職人は、1現場で使い捨て感覚で使用する場合が多いです。
上記に紹介した丸ノコの刃に比べ磨耗が大きいので、使用頻度が高い人にはおすすめできません。
普段そこまで使用しないという人には安いし十分使える刃です。しかし、かなり精度の要する切断には向いていませんので注意が必要です。
まとめ
いかかでしたか?丸ノコの刃がたくさんあるように選び方一つでたくさんの選び方があります。
使用する用途・作りたいもの・切りたいもの・切断する精度など、あなたが重視するものによって丸ノコの刃の選び方は大きく変わります。
参考になれば幸いです。
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