丸ノコの刃は『何ヶ月使用したから交換してください』といった目安がありません。
ということは使用頻度によって自己判断で刃を交換しなければいけません。
でもイマイチどれくらいで交換しなければいけないかなんてわからないですよね。
今回は大工の僕がベストな丸ノコの刃の交換時期を解説したいと思います。
参考にしてみてください。
目次
丸ノコの刃の交換時期は?
バリがでてきたら交換
丸ノコの刃が欠けていたり、切れなくなると、木材を切った時にバリがでます。
(バリが出るとは、綺麗に切れず、切り口にささくれのような突起が発生すること)
バリが出てきたら交換した方が良いでしょう。
ゆっくり切ってもバリが出る場合は丸ノコの刃が切れなくなった証拠です。
ゆっくり切っても丸ノコが真っ直ぐ進まない場合は交換
丸ノコはゆっくり切ると負荷がかからず正確に切れるのですが、ゆっくり切っても正確に切れず、丸ノコ自体が曲がっていく現象が起きます。
丸ノコの刃は切れなくなると、木材が切れていかず、丸ノコが自然と曲がって切れていきます。
かと言って丸ノコを押さえつけて切ると負荷がかかってモーターが壊れる原因にもなります。
曲がって切れる現象が起きたら交換しましょう。
丸ノコの刃が欠けている時
丸ノコの刃は硬い節などを切った場合など、刃が欠けることがあります。
何枚もついている刃が一つでも欠けると綺麗に切ることができず、切り口がボロボロになります。
そうなった時は交換のタイミングです。
丸ノコの刃の交換時期は自分で決める
切れなくなったと思った時が交換時期
丸ノコの刃が切れなくなったと感じるタイミングは人それぞれです。
その理由として、作るものや切りたいものの仕上がりによって変わってくるからです。
切った切り口が汚くても構造材として使用するのならばそのまま交換せず使っても問題ないでしょう。
しかし家具などの仕上げ材として使用する木材ならば綺麗に切れなくなった瞬間に変えた方が良いでしょう。
切るものによって丸ノコの刃の交換時期は変わってくるので、自分が切れなくなったと感じた時に交換するのがベストなタイミングでしょう。
仕上げ材で使えなくなっても粗材を切る時に使える
切るものによって交換時期は変わると言いました。
仕上げ材を切る時に使っていた刃が切れなくなったと感じたら、粗材を切るのに使えるし、粗材を切っていて丸ノコが曲がってきたなと感じたら、解体などに使用できます。
切れなくなったら徐々に用途を変えていくのが良いでしょう。
仕上げ材で使用→構造材・下地材で使用→解体などで使用
こういった流れで丸ノコの刃を交換できればベストですね。
解体でも切れないと感じた時が完全な交換時期です。
まとめ
丸ノコの刃は刃の値段によって切れ味も変わるし、刃の保ちも違います。
値段の高い刃であれば、長く使用できますが、安い刃であれば使い捨てのようにすぐ切れなくなります。
職人でも安い刃を現場ごとに使い捨てにする人がいたり、高い刃を長く使う人などさまざまです。
何回か刃を交換すると自分に合った交換のタイミングが見えてくるでしょう。