丸ノコを使用する上で最も危険なのがキックバックという現象です。
キックバックとはなにか?なぜキックバックが起こるのか?原因をちゃんと学ぶことで丸ノコは安全に使うことができ、ケガを未然に防ぐことができます。
今回はキックバックが起こる原因について解説し、安全な使いかたを勉強しましょう。
キックバックってなに?丸ノコの現象
キックバックとは?
主に丸ノコを使用している際に切断している方向と逆方向(自分に向かって)丸ノコが戻ってくることを言います。
引用元:小屋を作った、14年暮らした
キックバックの原因
キックバックの原因は主に2つです。
ポイント
- 丸ノコの刃が締め付けられてキックバックする場合
- 丸ノコ刃がひねってキックバックする場合
丸ノコの刃が締め付けられる原因
丸ノコが締め付けられる・刃がひねる原因として多いのが、不適切な木材の切り方にあります。
- 切りたい木材の下に置くりん木の位置が不適切
- 作業台の上で切らない
- 材料を無理やり曲げて切ろうとする
こういったことをすると、丸ノコの刃は締め付けられたり、ひねったりするのでキックバックの原因となります。丸ノコの刃は超高速回転しているので、少しでも斜めになったりすると刃が引っかかってキックバックします。
また正しく使用している場合でも木材を挽き割く(ひきわく)ときに木材が切ったすぐあとから締め付けられる場合もあります。これは木の特性なので仕方がないことなのですが、正しく使うことでキックバックしても怪我を防止する方法があります。
それはきちんと作業台の上で材料をまっすぐ切ることはもちろんなのですが、丸ノコをしっかり押さえておくということです。
丸ノコは一瞬で戻ってくるのですが、力を入れて押さえておけば、キックバックしても丸ノコを抑え込むことができます。気を抜いて刃の力だけに頼っているとキックバックして指を切ったり足を切ったりする可能性もあります。十分に気をつけて丸ノコを使用しましょう。