丸ノコをいざ使うってときに重要なのが丸ノコの刃ですね。替刃が単体で売っていますが、
- どのサイズを購入すれば良いの?
- どんな種類の替刃を購入すれば良いかわからない!
という人もいると思います。
そんな方のために大工の僕が丸ノコの刃の選び方・種類について詳しく解説したいと思います。
丸ノコの刃の種類って?
丸ノコの刃たくさんの種類があるのですが、いくつかあげてみます。
- 木材・集成材など、木に関するものを切るための刃
- 石膏ボードやケイカルを切るための刃
- 鉄やステンレスなどを切るための刃
- サイディングなどの硬いセメント材料を切るための刃
- 断熱材を切る時の刃
- いろんなものが切れる多用途刃
とこんな感じです。一つ一つ説明していきます。
木材用
木材や集成材を切る丸ノコの刃が最もベーシックな刃だと言っても良いでしょう。
造作用と書いてあるものもあり、造作用は基本的に刃の厚みがあり、刃がぶれないようになっているので、精度が必要な時などは最適です。
もちろん造作用と書いてなくても普通に使えます。
また造作用の方がちょっと割高な気もするので、まずは普通の木工用丸ノコ刃を使用することをお勧めします。
石膏ボード用
石膏ボード用はその名の通り石膏ボード専用(プラスターボード専用)の刃です。
ボードを切る時に使用すると綺麗に切れます。また石膏ボード・ケイカル用と書いているものもあり、正直石膏ボード用の刃でもケイカルは切れます。
石膏ボードやケイカル板を切ると、粉塵がすごいので、専用の刃は集塵丸ノコ・防塵丸ノコで使用するものになっています。よって125mmサイズか100mmサイズになっています。
鉄・ステンレス用
丸ノコの刃が特徴的な鉄・ステンレス用の替刃です。
パッと見カクカクした印象の形ですが、ひとつひとつにちゃんと刃がくっついています。
木材と同じように丸ノコで鉄やステンレスを切ることができます。ただし、ゆっくり切断していかないと刃が弾きキックバックを起こす可能性があるので注意が必要です。
窯業(ようぎょう)サイディング用
窯業(ようぎょう)サイディングは硬いセメント板みたいなものでとても硬いです。普通の丸ノコの刃では刃が負けてしまいうまく切れません。
窯業サイディング用も切ると粉塵が舞うので防塵丸ノコ・集塵丸ノコで使用するものになっています。よって125mmサイズ・もしくは100mmサイズです。
断熱材用

断熱材用は主び床断熱材用のスタイロフォームなどを切るための刃です。
刃が細かくスタイロフォームを簡単に綺麗に切ることができます。木工用の丸ノコの刃でも切れるのですが、専用の方が綺麗に切れます。また木工用の丸ノコの刃で切ると刃がダメになってしまうので専用の刃をオススメします。
多用途・万能刃
万能丸ノコ刃です。木材・鉄・アルミ・塩ビ・プラスチックなどいろんなものが切れます。確かに万能で良いのですが、いろんなものを切っているとさすがにすぐに刃がダメになります。
普段そんなに使用しないという方であればオススメですが、できるだけ用途にあった専用の刃を使用することをオススメします。
丸ノコの刃の○○Pって何!?
どの丸ノコの刃にも記載してあるのが〇〇Pという文字。
よく見るのが52Pや72Pといった文字ですね。
これは刃の数を表しています。52Pなら52個・72Pなら72個刃がついています。
木材で言えば刃の数が多い方が造作(綺麗に切れる)に向いています。
自分が作りたいものに合わせて刃の数も見ながら選びましょう。
丸ノコの刃のサイズってどう見れば良いの?
最後に丸ノコの刃のサイズです。
刃のサイズは丸ノコの本体のサイズと同じものを選びます。よって165mmサイズのものに190mmの刃は使えないし、125mmサイズのものに165mmの刃は使えません。
じゃあ逆の場合は使えるの!?と思う人もいるかもしれませんが、使えません!と言っときます。
使えないことはない(丸ノコにセットできないことはない)が大きい丸ノコに小さい丸ノコの刃をつけると回転数が上がります。ということは、、、単純に危険です。絶対にやめましょう!
丸ノコのサイズと同じサイズの丸ノコを刃を選ぶのがベストです。
- 165mmの丸ノコ→165mmサイズの替刃
- 125mmサイズの集塵丸ノコ→125mmサイズの石膏ボード用替刃
といったような感じです。
まとめ
ポイント
- 丸ノコの刃は用途をしっかりと理解して専用の刃を選ぶ
- 例として190×1.6×72Pなら直径190mmで厚み1.6mmの刃数72枚ということ
- 替刃サイズは丸ノコにあったサイズを選び、絶対に間違えないこと