最近よく聞くFRPという言葉、、
だいぶ浸透してますよね。
でもFRP防水ってなんなの?
戸建てのバルコニー、ベランダ防水の主流はFRP防水になっています。
そこで今回はFRP防水についてわかりやすく説明したいと思います。
目次
FRPってなに?
FRPとはFiber-Reinforced Plasticsといい、強化プラスチックの略です。
プラスチックは加工が簡単で軽量だけど、弾性率が低いのですぐ壊れてしまいます。
そこで、
弾性率の高いものと混ぜて使えば強い材料として用いることができると、開発されたものが
FRPです。
ガラス繊維や炭素繊維と混ぜたFRPが広がってきています。
FRP防水ってなに?
FRP防水とは、FRPの特徴を防水に生かしたもので、液状の不飽和ポリエステル樹脂(プラスチックの材料)に硬化剤を加えて混ぜ合わせこれをガラス繊維などの強化剤と組み合わせて一体にしたものが塗膜防水になります。
FRP防水のメリットは?
強靭
耐水性、耐候性、耐食性に優れており、摩擦性にも強いので、防水の上を人が歩くのはまったく問題ありません。
重歩行や車両歩行にも耐えることができるので、
毎日歩くベランダや、バルコニーに向いていると言えるでしょう。
防水性が高い
防水の継ぎ目がないので防水性が非常に高いです。
仕上がりが綺麗
継ぎ目のない仕上がりなので、外観的にも綺麗です。
またトップコートのカラーバリエーションも豊富なので、
家に合わせて色を変えることができます。
施工期間が短い
塗膜の硬化スピードが速いので、何層も塗る仕様だったとしても1日施工が可能です。
FRP防水のデメリットは?
紫外線に弱い
紫外線を長期間浴びると、劣化してひび割れが起きます。
定期的(5年〜10年)にトップコート(表面)を塗る必要があります。
硬化する
仕上がると硬化し、伸縮しにくいので、建物の揺れ、特に地震などにはめっぽう弱いです。
揺れによってヒビ割れが起きる場合もあります。