大工さんって現場仕事で、なんとなく昔だと給料もらってるってイメージありませんか?
たしかにひと昔前まで大工さんの年収は良かった。しかし、ここ数年で言えばとても良いとは言えないのが現状。
今回は大工の僕が現在の大工の平均して言える年収を暴露したいと思います。
一人親方でやっている大工さん・会社員でやっている大工さんなど、どう変わってくるのか教えます。
大工の年収ってどんなもん?
一人親方といっても主に請負でやっている大工・常用でやっている大工に分かれます。
またサラリーマン大工(会社員)は別物になります。
一人親方 常用大工の場合
常用とは『1日いくら』といったような働き方です。主に歳の多い(60代〜80代)大工さんに多く、請負でやっても体を動かすのに限界があり、赤字になってしまう場合があるので常用で働くということです。
常用の単価は現在(2019年5月)15000円〜25000円といったところです。まだまだ徐々にではありますが、上がり始めています。
つまり18000円の場合、月25日仕事を切らさず働いたとすれば、45万円です。ここから保険料や年金など引いた額が月の手取りになります。
ということは年収で540万円程度ですね。
また25000円であれば、25日で62万程度、年収で言えば750万円です。
常用であればべらぼうに少ない給料はないかもしれませんが、もちろん高い給料がもらえるわけでもありません。
大工で稼ごうと思えば仕事を請け負うしかありません。
一人親方 請負大工の場合
仕事を請け負うことができれば、もらえる額は一気に跳ね上がります。そして手元にお金が残るかどうかは自分次第です。
僕の場合ですが、2日間の仕事で残った儲けが50万円になったこともありました。(その次の月は仕事めちゃくちゃ休みました。笑)
仕事をある程度請け負うことができれば、常用とは全く違う形で自分の給料をもらうことになります。
ただしその分責任もあり、仕事する量も増えます。見積もりを作ったり、打ち合わせしたり、材料を発注したり、はたまた自分で現場作業もあります。
請負は責任や仕事も増えます。ただし見返りは大きいです。大工をするなら請負しなければ意味がないと言われるくらい大切です。
請負大工の年収はバラバラでもらう人は年収1000万は簡単に超えますし、請け負ってもうまくいかない場合は常用並みの場合もあります。
サラリーマン大工の場合
サラリーマン大工は主に工務店などに所属している会社員の大工さんです。
仕事はその会社からもらうので常用大工さんと同じような形態ですね。ただ福利厚生もあり、給料が確保されているので、会社に所属しているかぎりは仕事があろうとなかろうとお金は入ってきます。
もちろん個人にかかる責任も少なく、会社に守られているという点では良いかもしれません。
しかし、給与面で言えばとても多いとは言えません。会社なのでボーナスはあるでしょうが、一般的な会社のボーナスと比べると低いし、もらえない場合もあります。常用で働いている大工さんのほうが年収は高いです。