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大工さんに憧れてこれから大工を目指している人にむけて
記事を書いている僕は実際に大工として独立をして、現在も現役で大工をしています。
今までたくさんの大工さんを見てきました。実際に仕事を大工さんにお願いすることがあったり、一緒に仕事をしてもらうこともあります。
大工人生のなかで、こんな人が大工に向いているな、、、この人は大工に向いてないな、、、
と思うことは多々あります。多少個人の感想の部分もありますが、大工さん同士で話をしていて、大工さんに向いている人向いてない人はこういう人!というのをざっくり紹介したいと思います。
また続く人続かない人についても僕なりの意見で説明したいと思います。
大工さんに向いている人
- ものづくりが好きな人(どんなものでも)
- 根気よく一つのことを突き詰めるのが好きな人
- 要領の良い人
- 頭の回転が早い人
- 綺麗好きな人
- 寡黙な人(かもくなひと)
- 我慢強い人
です!
ものづくりが好きな人
まず『好きこそ物の上手なれ』という言葉がある通り、建設現場はどれもしんどい仕事です。
特に大工さんはものづくりというものが好きでなければ続かないですし技術も向上しません。
根気よく一つのことを突き詰めるのが好きな人
難しい仕事が来た時に、根気よく粘ってどうすれば良いか、適切に考えられる人でなければ適当な(雑な)仕事をしてしまいます。良い大工さんになるには根気が必要です。
要領のいい人
どの仕事にも言えるのかもしれませんが、要領がよくなければ仕事が全く進みません。
リフォーム工事であれば1日で終わらせなければいけないこともあるので、段取りが狂うと1日で終わらず、工事工程が台無しです。お客さんにも迷惑をかけてしまいます。
仕事の段取り→作業→片付けまで要領良くこなすことが大切です。
要領良く、段取り良く仕事できる人が大工に向いていると言えます。
頭の回転が速い人
機転の利く人、次の作業に持っていくのが早い人は仕事が早いです。
大工さんには工期というものが必ずあります。
仕事をこの工期内に絶対に終わらせなければいけません。
仕事が速いから仕事が汚いというわけではありません。仕事が速くて、仕事がきれいな人はたくさんいます。
綺麗好きな人
潔癖であれというわけではありません。
現場が綺麗でないと落ち着かないような人になるのがいいでしょう。
作業するのに、足元に木材が転がってては怪我にも繋がるし、良い仕事はできません。
大切な化粧モノを傷つけてしまいます。
現場を綺麗にできる人は仕事も綺麗な場合が多いです。
- 現場が綺麗
- 身なりが綺麗
- 仕事の車がきれい、
- 仕事がきれい
これらは繋がっている気がします。
たまに仕事が綺麗な人でも上記に当てはまらない人が稀にいますが、仕事が綺麗な人の多数派は上記に述べる人です。
文句を言わない人
文句の言わない人は常に相手のことを敬って(うやまって)話をしてくれます。
自分の考えを押し付けず汲み取ってくれます。他人の意見を聞いた上で自分の意見を述べ、良いプランを見つけようとしてくれます。仕事もスムーズにいくことが多いです。
我慢強い人
我慢強い人は、仕事に対しても根気よくやるし、すぐに仕事をやめたりしません。我慢ができない人はやめたり、仕事をすぐに投げ出します。
大工に向かない人
絶対に大工に向いていな人をあげるのであれば、我慢できない・やる気根気のない人はやめたほうが良いです。
建築業界は緩くなったと言ってもまだまだ厳しさが残る業界です。
現場で怒鳴り声もまだまだ聞きます。
絶対に独立する。一人前になる。お金を稼ぐ。という意思がないとなかなか続かない職種かと思います。
(もちろん優しい親方もたまにいますが。笑)
最低でも1年、次は2年最後の3年目
よく言われていたのは最初の一年です。
怒られることしかない一年で、何をやっていても怒られると思っていたほうが良いです。
流れを覚える一年目。2年目は少し流れがわかって、少しづつ仕事に入っていけるでしょう。先輩方と仕事の話もできるようになり楽しさがわかってきます。
3年目は難しくない仕事など任せてもらえるでしょう。ここからは自分の実力次第で仕事をさせてもらえるので、3年経てばある程度道は見えてくると思います。速い人であれば、建売一軒くらい一人で建ててしまうくらい実力がつきます。覚える気がなければいつまでも化粧モノは触らせてもらえません。
大工が続くか続かないかは最初の1年でほとんどわかります。
また3年続かず中途ハンパに終わるのであれば職人自体向いていないと思います。
いっぱい書きましたが結局はやる気です。笑
覚える気があれば多少のことは我慢できます。
ぜひ頑張ってみてください。大工さんは独立すれば令和の時代でもいっぱい稼げますよ。