大工さんの仕事って家を建てる人。。。
だけって思ってませんか?
もちろんそれは間違いではありません。
でも大工って呼ばれている仕事はいろいろあるんです。
大工さんの呼び方
宮大工、型枠大工さん、マンション大工さん。リフォーム大工さん。建売大工さんなど、業界ではいろんな呼び方をします。
これらはみんな大工さんなのですが、仕事の内容や扱う材料、
仕事の仕方などはまったく別です。
簡単に一つ一つ説明していきます。
宮大工
歴史的建造物や神社仏閣を主に相手にします。
普通の住宅はあまり建てたりはしません、たまに宮大工さんをかかえた工務店さんがいます。
そこにお施主さん(お客さん)がきて家を建ててほしいという注文が入れば設計して宮大工さんが建てたお家という肩書きになるということです。
型枠大工
型枠というものをご存知でしょうか?
RC(鉄筋コンクリート造)の建物を作るのに必要不可欠なものです。
コンクリートを流し込むための型枠を組んでいく大工さんです。
これらは特殊で木造の家を建てるのとは異なるのでまったく別業種です。
マンション大工
主にマンション間柱という材料を使って作業します。
間仕切りという壁を建てていったり、建具の枠を付けたりと、基本的には
大工さんの仕事です。
しかしスタートが特殊で、スケルトン(ほぼ何もない状態)のコンクリートの部屋にサッシなどが付いているだけの状態からスタートします。
マンションは分業がすごくてサッシはサッシ屋さん床は床屋さん。
という風にまとめて仕事をしていくことが多いです。
リフォーム大工
リフォームを得意とする大工さんです。
新築ができてもリフォームはできないという大工さんも多くいます。
構造が分かっていない大工さんがリフォームができないのは当たり前ですよね。
解体から最後の仕上げまでする大工さんもいます。
リフォームは期間が短ければその日にいろんな業種が入ったりするので(たとえば大工さん。電気屋さん。設備屋さん。クロス屋さん。)
まとめて何業種もできる人が多々います。
建売大工
仕様の決まった建売住宅を得意とする大工さんです。
仕様が決まっているのでなんといっても早いです。
10日で1軒建てる人もいます。(大工仕事のみ)
何棟現場など、10棟や20棟など多くの住宅がいっぺんに建つ現場では一人の大工さんが
2軒や3軒まとめて請け負うこともあります。
他にもツーバイフォー大工さん。プレハブ大工さん。などジャンルによって同じ大工でもまったく別の業種です。
他の業種へいくと仕事のやり方がまったく違ったりするので、要領はわかっても使い物にならないということもあります。
大工というくくりにもいろいろ種類があって面白いですよね。